2024年3月23日(土)13:00~14:30に朝日カルチャーセンターくずは教室様にて『薬膳DE骨粗鬆症予防』を開催しました。
女性は閉経後「骨粗鬆症」になりやすいことは、現代ではよく知られていることです。
閉経により女性ホルモンのエストロゲンの活性化は閉経前の1/10程度に下がると言われ、閉経前にあったエストロゲンによる脳、肝臓、腎臓、皮膚等への良い影響が減少することで更年期以降の様々な変化が見られます。
エストロゲンからの良い影響がなくなることの中に骨の新陳代謝もあります。
現代医学の骨粗鬆症の原理の説明の後、骨と関わる五臓、中医学の説明に入りました。
骨と関わるのは五臓の腎です。
腎の衰えが老化となり様々な老化現象と共に骨の弱りに繋がるのです。
腎に蓄えられている「精」が年齢と共に減少し、髄を作ることができなくなり髄から派生する骨髄も十分でなくなるために骨や歯の弱りに繋がると考えるのです。
中医学で考える骨の弱りは腎を補えば良いという逆算の考え方です。
ここからは「腎」の底上げと「精」をチャージするための食材をピックアップしてそれぞれ解説、どんな食べ方があるかをご紹介しました。
そして、実際に中国や台湾ではこんな中医師の先生がいらっしゃると言うこともお伝えしました。
老中医というベテランの中医師の先生方です。
70歳を過ぎても現役で患者さんの診察をされている方が一定数いらっしゃいます。
中医学は経験による診察の力が必要なのでベテランであることは何千人もの患者さんを見て来られて来た生き字引のような存在ですね。
その先生方がご自身の健康管理に普段どんなものを食べていらっしゃるかをお伝えしました。
体も脳もしっかり元気でなければ現役で診察を続けることはできません。この先生方の食事は見本ですね。
その中に骨付き・皮つきの肉を毎日少しずつ食べると言うことがあります。
しかも骨付き肉をスープにして食べるのです。
そして、よく噛んで腹八分目を常に意識することを習慣にされているのは中医学の知識を実践されていると言うことになります。
今回は対面講座の終了後に活発にご質問をいただきました。
ご参加の方からの質問は他の方にとってもさらにたくさんの情報となり、とても良い和やかな雰囲気で終了することができました。
ご受講くださった皆さま、朝日カルチャーセンターくずは教室の教室長を筆頭に、いつもサポートしてくださる皆さまに心から感謝いたします。
次回の開催は8月31日(土)10:30~12:00で内容は未定です。
講座内容が決まりましたらメルマガやSNSでご案内させていただきます。