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薬膳の基本!何を食べるのかわからない時に信じるのは自分の体の観察

 

何を食べたら良いのかわからない時は自分の体からのお知らせを聞く

 

食べ物に関して様々な情報が溢れすぎていてどれを信じれば良いのかわからないということはないですか?

実際私も中医学と薬膳を学ぶまではそうでした。

自分に必要なものなのかそうではないのかの判断ができず、情報に翻弄されていたと言っても良いと思います。

先日『みんなの体の時間割』という単発講座を開講した後のご感想の中にあったものです。

 

薬膳で、●●の大切さを何度も聞き、食べたらよい食材もインプットしています。

ただ、今までの話の中で出てきていないコレステロールが、●●によい食材の中に
多く含まれていたりします。

今年になって、血液検査でコレステロール値が非常に高くなり、(もともと高い方でしたが)
何を食べてよいのか、わからなくなってきているのも事実です。

朝食を抜くほうが良いという本がでてたり、世の中、情報が溢れすぎていて、
今日のセミナーの話は、すごく納得したけれど、体調がいまいち良くならないので、

何を信じていけばいいのか、悩んでいるところです。

 

●●に良いと言われている食材の中にコレステロールが多く含まれていて、ご自身はコレステロール値が高いため何を食べたら良いのかわからなくなっている。

世の中、情報が溢れすぎていて、何を信じて行けばいいのか悩んでいる。

 

これは、たぶん多くの方にあることではないでしょうか?

 

結論から言うと、お伝えすることは三つあります。

 

まず一つ目。●●に良い食材と言うのは、それを食べると●●が良くなるとか活性化すると言う捉え方ではないということ。

二つ目は、●●のために良いと言われている食材はこの方に本当に必要なのかということ。

三つ目は、情報が溢れすぎていて何を信じれば良いのかと悩まれていますが、ご自身の体を観察して中医学的に食材をピックアップできているのかということ。

 

この三つの誤解や確認ができていないと様々な食事療法ジプシーになってしまったり、どれも中途半端で思うようにならないまま長年過ごすことになりかねません。
ここでは薬膳を取り入れる時の基本的な考え方を書いて行きますね。

 

基本の考えその1 食べ物は体の材料

世間で言われている●●に良いと言う食材はブームのように次から次へと出てきますよね?

日本人は、●●に良いと言われると、それさえ食べていれば薬のような効果を期待できると勘違いする人が多い気がします。

そもそも小学校や中学校の家庭科で習ったように「食べ物は体をつくる素」であり「熱やエネルギーになる素」なのです。

何かを食べたからと言って、それがダイレクトに体のどこかに効果を表すわけではなく、あくまでも食材の中の成分にある種の働きをするものがあるということ。

つまり、食べ物は体を作る材料であって薬ではないのです。

なので、●●に良い食材という認識は止めた方が良いですね。

 

 

食材

食べ物はあくまでも材料

 

基本の考えその2 自分にとって本当に必要なもの?

●●に良い食材の中にコレステロールが多い食材が含まれているということを言われています。

コレステロールが高いのであれば、そもそもそれらのグループの食材のもつ栄養は必要ではない可能性が高いです。

例えば中医学で言う体の構成要素「気・血・津液」のうちどれかを補うとされる食材は必要ないのではないでしょうか。

つまり、自分が思っている体と実際の体とが違っている。

こんなケースは多いです。

 

薬膳の考え方は、人の体が基準です。

同じ状態であってもその原因やベースの体質は人それぞれ。

講座では一般的なことが話されるのが普通です。

人はその中から、自分に都合の良い部分だけをインプットしてしまう傾向がありますね。

 

もし、ご自身の体に必要なものや多すぎて出した方がよいものが分かったと仮定すると、同じような栄養を持つ食材は一つではありません。

複数の食材から自分に合うものをピックアップすればよいのです。

これが、薬膳の考え方と●●に良いと言われてそれだけを食べていればよいと考えられるギャップになります。

思い込みがあって本当に必要な食材が選べていない可能性がありますね。

 

 

メリットデメリット

 

 

基本の考え方その3 自分に必要なものを知るには自分自身の体の観察

では、どのように自分の体に必要なものや多すぎて出した方が良いものが分かるのでしょう。

それは、体が出しているお知らせを見ることです。

中医学は観察の医学とも言われますが、検査の数字を見て基準値から診断する現代の医学とは異なり、検査技術がなかった太古から中国で長年続けられて体系化されたもの。

「体が出しているお知らせ」とは、肌の状態、目や鼻や口の状態、便や尿、鼻水などの排泄物の状態、爪や髪、太り気味か痩せ気味か、太っているなら水太りなのか筋肉太りなのかなど、表面に出ているありとあらゆることを、体の構成要素である「気・血・津液」の状態や「五臓六腑」の状態に分類して体系立てられています。

これを観察することで、自分の体のバランスの崩れが分かるため、元のバランスに戻すためには何が必要なのかに結び付けられるのです。

ここに、食材のもつ栄養だけに着目して選ぶのと、その時のバランスから選ぶ薬膳の違いがあります。

しっかり観察できるようになると、信じるものは自分の体からのお知らせだと分かるのです。

足りないものは補えるようその材料になる食材の中からピックアップ、多すぎたり巡っていないものはそれを出すのを助けたり巡らせるのを助けるための材料となる食材を選びまず。

 

朝食を抜いた方が良いとされる人には条件があるはずですし、三食もしくは四食、五食と小分けにして回数を多く食べた方がいい人もいるでしょう。

そういうこともまずは自分の体からのお知らせの観察からです。

 

すでに医師から診断が出ている場合は、医師または管理栄養士の指示に従うことは前提となります。

薬との併用もあるでしょう。

その場合には、薬の吸収を妨げる食材の成分との兼ね合いもあるため自己判断しないで医師にご相談を。

 

 

虫眼鏡

 

 

何を食べるのか?は体の観察に合わせて。できない時は他の方法を取り入れる

食事だけで!と考えるとストレスになってしまうのではないでしょうか?

なぜなら、現代人は忙しいのです。

毎日自宅のキッチンで作って食べている人(全国の20~50代のビジネスパーソン男女500名)を調べた調査結果があります。

 

【自炊する頻度はどれくらいですか】 1位:毎日 38.4% 2位:週5~6日 19.0% 3位:全くしない 16.0% 4位:週3~4日 15.0% 5位:週1~2日 11.6%

社会人の自炊頻度はどれくらい?外食にかける平均額は?(Yahooニュースより抜粋)

 

自炊する人の中には、買ってきたものを自宅で食べる中食にプラスご飯とみそ汁は自炊するなども自炊に入っているのかもしれません。

自分に必要なものをキチンを毎回自炊するのはなかなか大変ですよね?

全くしない人と週に1~2回の人を合わせると3割弱がほぼ自炊しないということから、自分に必要なものを得にくい人も一定数いるという事実がわかります。

 

なので、食事だけで健康管理を目指すのではなく、睡眠や適度な運動などにも目を向けることが必要です。

一つのこと、一種類の食材で誰もが健康になるのなら医療機関は不要になりますね。

食事が十分でない時は、せめて睡眠を十分とる。

食べ過ぎかなと思う日はいつもより多めに歩いたり、エスカレーターやエレベーターを使わずに階段を使うなど適度な運動も必要です。

 

1.食事はあくまでも体本来の機能を助ける材料、2.一般的に良いと言われている食材が自分にとって必要なものなのかを知ること、3.それを知るためには自分の体の観察が欠かせないことの三つが薬膳の基本です。

何を食べれば良いのかわからない時は、特に自分の体からのお知らせを信じることが大切です。

そのためには普段から観察の習慣をつけることですね。

そして、食事だけでなく睡眠や適度な運動を合わせバランスをニュートラルにするよう心がけてみてください。

 

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「なかったことにする薬膳」と「簡単エイジングケア薬膳」でアラフィフをサポートする簡単エイジングケア薬膳講師。お惣菜でも外食でも選び方の理論が分れば薬膳になる。レシピが無くてもコツを掴んで実践できるとご好評。個人セッションも受付中。 薬膳食療法専門指導士。中医学と薬膳を学んだ後、多忙で食事が手作りできない人でも取り入れられる簡単エイジングケア薬膳講座を展開。日本全国より受講される。

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