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食事療法を始めても効果を実感できない4つの原因

2021年3月8日

 

食事療法 薬膳 モーリー薬膳ラボ

 

体のどこかに不調があって食事で健康になりたい人が、いろいろ試しても長続きしない、制限だらけで続かない、何より効果が感じられないから途中で嫌になる。

そんな経験はありませんか?

食事療法を始めても効果を実感できない4つの原因をお話します。

 

あなた基準ではなく、食べ物基準だから効果が実感できない

 

〇〇に良いと言う食べ物があなたに合うかどうか考えたことはありますか?

例えばあなたが透明でサラサラの鼻水が水道の蛇口をひねったように止まることなく出ているとします。
お腹を壊しやすいからと、腸内環境を整えるために毎朝冷蔵庫から出したばかりのヨーグルトを食べる食事療法をしていたら、それはその時の体には合わないのではないかと予測できます。

 

 

ヨーグルト

冷蔵庫から出したばかりの冷たいヨーグルト

 

合わない理由は二つあります。

一つ目は、ヨーグルトで冷やしていることです。
冷えているから透明でサラサラの鼻水が出るのです。それなのに冷蔵庫から出したばかりのものは胃腸を冷やしてしまいます。

二つ目は、ヨーグルトが乳製品だということです。
鼻水は体の中に溜まった要らない水分です。乳製品は胃腸が弱い人が食べると水を溜めやすい体にします。
さらに言うと、冷たいもので胃腸が冷やされ溜まった水の出方が下痢として現れます。

冷たいもの+乳製品で胃腸機能を弱らせて、要らない水分を作り、体に要らない水分が溜まれば水の性質的に体は冷えます。

なので、腸内環境を整える=ヨーグルと鵜呑みにすると体調によっては合わない人もいるということです。

食事療法があなた基準ではなく、〇〇に良いという食べ物基準になっているため、その食べ物が合わなければ効果は実感できません。

 

程度が違うのに同じ量と同じ食事だから効果が実感できない

不調の程度が違うのに、みんな同じ量と同じ食べ物を食べていても効果は実感できません。

毎日1個の〇〇を食べるとか、△△は食べてはダメとか人によって不調の程度も違うのに、その食事療法で食べると良いと言われるものをあなたの場合、どれだけ食べると良いのか?または、基準より不調の程度が強いなら、もっと効果のある食材に変えた方が良いと思いませんか?

 

 

みんな一緒の食事

 

ある食材の影響をなかったことにする薬膳のメソッド(プラマイゼロにする方法)を使えは、食べても大丈夫な人も入れば、今はそれは止めておくべき人もいます。
すでにバランスが崩れて傾きが出ている時に、プラマイゼロにしても間に合わないからです。

つまり、程度が違うのに同じ量と同じ食べ物で行う食事療法は効果を実感しにくいのです。

 

その状態になるまでの年月が違うのに同じ期間では効果が実感できない

その状態になるまで、何年かかったでしょうか?
それは人それぞれですよね?

ダイエット目的の食事療法だとしたら、学生時代にスポーツをガッツリやっていたのに引退したら急に太った人と、出産を繰り返すうちに少しずつ太ってしまった人では、同じ体重になったとしてもかかった年月が違います。

体は今の状態に慣れてしまっています。
短期間でそうなったなら、体は一過性のものと判断するかもしれませんが、長い年月かかったのだとしたら、少しずつ慣れて行っています。

長くかかった人とそれほどかかっていない人が、同じ期間で結果を出すとしたら、それは長くかかった人の体にとって負担が大きくなります。

その状態になった年月が長い場合、効果はすぐに実感できないかもしれません。

 

最終的に食事でベースの体質改善をしないから効果が実感できない

対処療法的に、一度は不調が良くなったとしても、ベースの体質を変えないとまたぶり返すので効果が感じられません。

例えば、花粉症の流行る時期だけ食事に気をつけていても、流行らない時に好きな物ばかり食べるとか、食べると良いものを食べないとか、喉元過ぎれば熱さを忘れる人はまた次の年にも症状が出ます。

なので、効果を実感できないのです。

 

食事療法をオーダーメイドでする薬膳が効果を実感できる理由

 

薬膳の考え方は、一人一人の体質や体調に合わせたオーダーメイド料理が基本。フルコースじゃなくて良いのですが、中心は人。
〇〇に良いという食べ物を食べるのではなく、その人に合う食べ物をピックアップしてその組み合わせで料理をします。

なので、全員が同じ食べ物を同じやり方で同じ量を同じ期間続けて、効果が感じられる人もいれば、まだ効果が出るまで体が変化していないという人もいるのです。

それは薬膳の考え方がわかっていれば当然です。

 

崩れた体のバランスを食事でフラットに戻す

薬膳の考え方はいたってシンプルです。

体の構成要素を「気・血・津液」の三つとし、この三つのうち足りないものがあれば補い、多すぎるものがあればカラダから出します。多すぎても少なすぎても良くないからです。

そして、この三つの要素はただあるだけでなく、体内を循環していなくてはなりません。
そのため、巡っていないものがあればそれを巡らせることもして行きます。

その方法で崩れた体のバランスを元に戻す食材を選び、組み合わせて調理するのが薬膳です。

 

程度が強い場合は、薬膳食材や漢方薬を併用すると効果の実感が早い

不調の程度が強い場合は、漢方薬の原料にもなっている薬膳食材や漢方薬を併用すると効果が早く実感できます。
漢方薬を飲んでいれば、食事は何でも良いのではなく同じ目的をもつ漢方薬と食事の併用が効果を早くもたらすのです。

 

生薬を併用

 

まとめ

 

食事療法をしていても効果を実感できない4つの原因は、まずベースの体質や体調を基準にせず食べ物基準で行っているからです。

今の状態は、人によって違うそれぞれの体質が不調の引き金になり、日頃の食事や生活習慣で層のようにじわじわと積み重なった結果です。

2つ目は、不調の程度を無視していることです。

不調が重いなら、量を多めに摂る必要があるものや、食べることを止める必要がある食べ物もあります。

3つ目は、その状態になるまでの年月の違いを考えていないことです。

体質改善までするのであれば、そこまでになった年月分かかるとも言われています。

4つ目は、不調の根本原因ともいえる体質改善までしないことです。

対処療法はその時だけのものなので、体質を変えなければまたぶり返します。
そして同時に、運動不足や夜更かしなどの生活習慣、味付けなどの食習慣の見直しも必要です。

効果が実感できないのは、その人の体質や不調になった原因、期間を考えず、同じ食べ物、同じ量、同じ期間でする食事療法だからです。

何かの食べ物に合わせるのではなく、あなたに合った食材と調理法で作る薬膳は効果が実感できる食事療法です。

ただ、先ほども出たように、程度やそこまでかかった年月が長い場合は薬膳食材や漢方薬を併用するとより効果が早く実感でき、体質改善の早道になります。

春から食事で不調を見直したい方は、薬膳を始めてみませんか?

 

※漢方薬は、専門の薬剤師のいる漢方薬局で指導の上購入するか保険適応のものは医師の処方箋が必要です。

 

 

 

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森澤孝美

「なかったことにする薬膳」と「簡単エイジングケア薬膳」でアラフィフをサポートする簡単エイジングケア薬膳講師。お惣菜でも外食でも選び方の理論が分れば薬膳になる。レシピが無くてもコツを掴んで実践できるとご好評。個人セッションも受付中。 薬膳食療法専門指導士。中医学と薬膳を学んだ後、多忙で食事が手作りできない人でも取り入れられる簡単エイジングケア薬膳講座を展開。日本全国より受講される。

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