2024年2月から月に一度のペースで外部講師をお招きして開催してきた『日本の食と日本人の健康を考えてみよう会』全4回が2024年5月20日(月)に終了しました。
オーガニックは体のために良さそうだけれど、値段が高いとかセレブの人のものという印象があったかもしれない参加者の皆さんが、日常の食材選びの中でオーガニックのメリットとデメリットを知り、少しずつ自分目線でオーガニックを意識されるようになって来ました。
4回目はこれまでのおさらいの後、参加者の方々がお住いの地域でオーガニック食材が買える店舗のご紹介がありました。
ここまで教えてもらえるのか!!というほどのきめ細かい店舗の紹介で、それぞれの土地でオーガニック食材を実際に手に取ってみる機会ができたと思います。
最近では大手のスーパーマーケットにオーガニック野菜のコーナーができていたり、イオン系列のトップバリュグリーンアイ商品を扱うコンビニのミニストップではオーガニックのペットボトル入りお茶や冷凍野菜等数種類販売されています。
私自身も先日JR大阪駅内にオーガニック専門スーパーができているのを見つけました。
以前に比べてオーガニック商品が買える場所も少しずつ増えてきているのを感じているところです。
薬膳とオーガニックの関係を考える時、薬膳の基になる中医学では添加物や農薬などは体にとって余分な「熱」だと考えます。
農薬が悪いもの、絶対に無農薬でオーガニックでなければならないと拘り過ぎて食べられるものを狭めてしまうとそれはストレスと言う「熱」になります。
できるだけオーガニック食材を手にいれたいものの、まだ全ての食材をオーガニックにすることが難しい日本。
ストレスにならないように、自分の体に必要な食材を選んで食べ、偏りのないように食べて生活することが大切だと考えます。
バランスが取れた健康な体の成人であれば多少の農薬や添加物は体が排泄できるはず。
理想は無農薬で添加物のない食材を使った薬膳です。
けれど、まだそれが難しいのなら自分の基準を作ってうまく付き合っていくことが必要です。
基準もライフスタイルやライフステージ、住んでいる場所等で一人一人違って良いのではないでしょうか。
この4回の講座を通して日本の食の実情と健康な体を作るための一つの基準作りの一助になっていたら主催者としては嬉しく思います。
4回の講座は終了しましたが、特別フィールドワークとしてオーガニック食材店での買い物とオーガニック材料を使った和食レストランでのランチ会を7月に有志の方とご一緒します。
その様子は、開催後にご報告しますね。
暮らす工房どんぐりのまつもとさちこ先生、一緒に学んでいただいた皆様ありがとうございました。
モーリー薬膳ラボでは、直接薬膳に関係ないと思われるような食に関する講座や外部講師による受講されている方々に有益な勉強会も行っています。
薬膳の考え方を知らずに過ごしているかもしれませんが身の回りにすでにいくつもあります。
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