足の浮腫み

ブログ 五臓 浮腫み 食材

むくみはあなたの食生活が原因かも?薬膳で考えるむくみの原因と対策

浮腫みの原因が、胃腸の弱りだと言ったら驚かれるかもしれませんね。

薬膳の基になる中医学では、消化器系を担当している働きに名前が付いていて「脾」と「胃」がそれに当たります。

脾と胃が弱ると要らない水分を溜めやすい体になると中医学では言われています。

ここでは、浮腫みの原因と対策を薬膳の視点からお伝えします。

 

むくみの原因となる食事前のこんな習慣

脾と胃は冷たいものと湿気に弱いことが言われているのですが、考えてみてください。

私達は、どれだけ冷たいものを飲んだり食べたりしているかということを。

 

外食をしようとレストランに入ると、冬でも氷入りの冷たい水が提供されます。

これは日本ならではのお店からのサービスなのですが、できれば常温もしくはお白湯であれば脾と胃のためになるのです。

 

氷入りの水

真夏はついつい飲み干してしまいますが・・・

 

これから胃に入って来る食べ物を消化する前に、氷入りの冷たい水を一気に飲み干したらどうなるでしょうか?

胃液が薄まり、胃が冷えます。

胃液が薄まれば消化能力が落ち、もともと冷えに弱い胃がうまく働かなると思いませんか?

 

初めにして欲しいことは、食事の前に冷たい飲み物を一気に飲み干さないということです。

 

 

浮腫みの原因は脾の弱り!脾を弱らせる3つの食べ物

食事の前に、冷たいドリンク類を飲まなかったとしても、脾を弱らせる食べ物があります。

 

肥甘厚味(ひかんこうみ)と言われるものです。

「肥」とは脂っこいもの、「甘」とは砂糖を使った甘いもの、「厚」とはこってりしたもの。

これらを頻繁に食べていると脾が弱ると言われているのです。

具体的に言うと、揚げ物、スイーツ類、揚げ物や肉の脂身を使ったものを甘辛い味で絡めたりとじたりしたものということになりますね。

 

 

天丼

たまには良いのですが頻繁に食べるのは脾を弱らせます。

 

その他にも、頻繁に大量の乳製品を摂ったり、アルコールを摂ることも脾の負担だとされています。

脾と胃は表裏の関係を持ち、どちらかが弱るとすぐもう片方も弱るので、「脾胃」と一緒に呼ばれることが多いです。

つまり、冷たいものと肥甘厚味のもの、常に食べる乳製品、大量のアルコールは消化器系を弱らせる飲食物ということです。

 

これらがなぜ、消化器系を弱らせ浮腫みの原因になるのかというと、脂肪は消化に時間がかかり、砂糖は体に湿気を呼び込むからです。

 

 

脾を弱らせる浮腫みの原因には大量のフルーツや消化の悪い玄米も含まれる

スイーツが脾を弱らせて浮腫みの原因となるのなら、スイーツではなくフルーツなら良いのかというと食べ過ぎはやはり浮腫みの原因となります。

 

なぜなら、フルーツの多くは体を冷やす性質を持ち、冷蔵庫から出したばかりのフルーツはたっぷり含まれる果汁が脾と胃を冷やすからです。

 

フルーツ

女性が好きなものは浮腫みやすいものが多いですね涙

 

また、健康志向から白米を止めて玄米を食べるようにしている人も多くなってきました。

 

もともと消化能力が弱い人は玄米を消化するのに時間がかかり、消化器系の負担となります。

 

 

栄養学的に見た浮腫みの原因

ここで、栄養学的に見た浮腫みの原因も見てみましょう。

 

まず思い浮かぶのは塩分の摂り過ぎではないでしょうか?

体内のナトリウム濃度は一定に保たれています。

塩分を摂取するとナトリウム濃度が上がるため、喉の渇きを覚え水分を摂ることで(水で薄めて)ナトリウム濃度を元に戻すのです。

 

カリウム不足も浮腫みの原因になります。

カリウムはナトリウムと結合して体外に排泄するのを助けます。

野菜や海藻類などをあまり食べない人はカリウム不足で浮腫みやすくなることがあります。

 

アルコールの飲み過ぎも浮腫みの原因になります。

アルコールは利尿作用が高いので体内が脱水症状となり、さらに水分を摂ることで浮腫みの原因となります。

血中アルコール濃度が高まり血管が拡張することで血漿が漏れ出して細胞内に留まるからとも言われます。

 

 

薬膳の視点から浮腫み予防をする方法

冷えと湿気に弱い脾胃を守るために、冷たいものを避けることから始めてみましょう。

特に食事の前に冷たい水を飲まないことです。

次に、今もし頻繁に肥甘厚味の食べ物を好んで食べているとしたら、それを控えめにすることです。

 

脾胃を元気にするには、さっぱり食べられる消化のよいものを温かい調理法で食べるのがおすすめです。

 

そしてここに、水分代謝を促す豆類やとうもろこしの髭、はと麦などを加えます。

夏ならきゅうりや冬瓜、すいかなどの瓜類もおすすめです。

 

瓜類は、必要な水分は補い浮腫みの原因となる不要な水分は排泄させるからです。

 

野菜は全般的にカリウムを多く含みますが、里芋は特に多く胃腸の調子を整えて要らない水分を出す効能があるとされます。

 

果物にもカリウムは多く含まれますが、身体を冷やすものが多いので摂り方に工夫が必要です。

例えば、最も多く含まれると言われるバナナも冷やす性質なので、電子レンジで少し温めるとか焼きバナナにする、温める性質を持つシナモンパウダーをかけるなどしてなかったことにする薬膳{※)の方法で食べます。

 

(※)なかったことにする薬膳は、その食材の持つ効能や性質を利用したいのに、不要な体への影響がある場合に調理法や食材の組み合わせで影響を緩和させる薬膳の知恵です。

 

玄米を含む雑穀類はミネラルと食物繊維が豊富で、生活習慣病予防には摂りたい食材の一つですが、玄米は胃腸機能が弱い人には消化に時間がかかるためお腹が痛くなったり下痢を招くこともあります。

負担を減らすためには、炊く前の浸水時間を長めにして柔らかめに炊いたり、発芽玄米を使うなどで消化に負担のない工夫もしてみてください。

 

 

浮腫みの原因と対策

薬膳で浮腫みの原因を挙げるなら、消化器系にあたる脾胃の弱りです。

 

脾と胃は冷えと湿気に弱いため、まず冷たいものを止めることが最優先になります。

 

次に肥甘厚味のものや乳製品を控えめにしてさっぱりとした消化の良いものを温かい調理法で食べることです。

 

特に雨の日、雨の降る前日などはこれを心がけてください。

天気の影響で湿気が体に入ると浮腫みの原因となりやすいためです。

 

塩分の摂り過ぎ、アルコールの摂り過ぎに気をつけてバランスよく野菜や海藻類なども食べます。

 

フルーツには塩分に含まれるナトリウムを排泄させるカリウムが多く含まれますが、フルーツの多くは冷やす性質なので食べ方に注意が必要です。

 

玄米は消化に時間がかかるため、消化器系が弱い人は炊き方に気をつけて発芽玄米などを使ってみてください。

 

 

【関連YouTube動画】

あなたの食生活が浮腫みやたるみの原因

 

 

【関連記事】

毎日水3リットル飲むダイエットや健康法をやってはいけない7タイプの人

牛肉の脂身で胸やけ胃もたれする時のおすすめ付け合わせ野菜

 

 

 

 

 

 

 

体質的に食べない方が良いものを、たまに食べてもなかったことにできる薬膳の知恵が学べる無料メール講座配信中

 

パートの昼休み時間が短い

ブログ 時事

2022/9/14

パートの昼休み時間が短い人におすすめの昼食

    昼休み時間が短いパートでも、工夫次第で栄養が摂れます。 家に帰っても食欲がなく何も食べなかったり、逆にお菓子の一気食いを招いてそれが積み重なることの不調は簡単に飲食できるもので。 主食・主菜・副菜のルールを基本に考えるおすすめ補助食のご紹介です。   正社員であれば昼休みの休憩時間は1時間が一般的です。 ですが、小学生のお子さんが学校から帰る時には家にいてあげたいと言う理由から、パートを選ぶ女性も少なくありません。 パート主婦の目的の多くが子供の塾代。 子育てで一番お ...

ReadMore

秋の薬膳講座開講しました

お知らせ 活動報告

2022/8/27

「秋の薬膳講座」を開講しました~季節の薬膳講座(全五回)」より

    8月26日(金)にオンライン(zoom)にて「季節の薬膳(全五回)」の「秋の薬膳講座」を開講しました。 この講座はどの季節からでも受講いただけるため、定員の設定はありません。 期を決めていないので、基礎講座の「きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)」を受講されているか、中医学の基礎が分かっている方に、どの季節からでも受講いただけるようにしています。   季節の薬膳の実践は先取りで始める どの季節にも言えることですが、季節ごとに暑さや寒さ、湿気や乾燥などの特徴があります。 ...

ReadMore

モーリー薬膳ラボ 新規講座開催報告

お知らせ 講座開催

2022/8/26

「女性にありがちな不調ケーススタディ薬膳(全12回)始まりました

    7月31日より、「女性にありがちな不調ケース薬膳(全12回)が始まりました。 一回目は、舌の大きさや色、表面の状態、苔などを観察して体に起こっていることを知る舌診。 8月23日の二回目は、[頭痛と薬膳]で、頭痛の原因を中医学で分類し、それに対応する食材や料理に落とし込みました。 今期は少人数での開催なので、その都度分からないところには立ち止まってお答えしています。   「きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)」で学んだ中医学の基礎理論を使って実際にありがちなケースを中医学 ...

ReadMore

土用の丑の日に参鶏湯を食べる会開催

イベント お知らせ 活動報告

2022/8/13

『土用の丑の日に参鶏湯を食べる会』を開催しました

先日の土用の丑の日に、東京の新大久保にて『土用の丑の日に参鶏湯を食べる会』を開催しました。 韓国のり。カクテキ・キムチが付きます。 日本では、土用の丑の日に「う」の付くものを食べるといいと言われ、その代表がうなぎですね。 ですが、日本の夏の特徴や日本人の多くの体質的には、現在主流の養殖鰻や海外産の鰻の脂があまりおすすめではない場合があります。   韓国では、「伏日(ポンナル)」という日本でいう土用の丑の日のような日に、参鶏湯を食べる習慣があります。 誰でも、真夏の暑さに消化器系を弱らせず、スタミ ...

ReadMore

夏季休業のお知らせ

お知らせ

2022/7/25

夏季休業のお知らせ

いつもありがとうございます。 モーリー薬膳ラボ代表、簡単エイジングケア薬膳講師の森澤孝美です。 誠に勝手ながら2022年の夏季休業を下記の通りとさせていただきます。 夏季休業期間:2022年8月4日(木)~2022年8月8日(月) この期間のお問い合わせフォーム、メール、DMからのお問合せにつきましては、8月9日(火)以降に返信させていただきます。 ご不便お掛けいいたしますが何卒よろしくお願い申し上げます。 上記以外は通常営業とさせていただきます。  

ReadMore

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

森澤孝美

「なかったことにする薬膳」と「簡単エイジングケア薬膳」でアラフィフをサポートする簡単エイジングケア薬膳講師。お惣菜でも外食でも選び方の理論が分れば薬膳になる。レシピが無くてもコツを掴んで実践できるとご好評。個人セッションも受付中。 薬膳食療法専門指導士。中医学と薬膳を学んだ後、多忙で食事が手作りできない人でも取り入れられる簡単エイジングケア薬膳講座を展開。日本全国より受講される。

-ブログ, 五臓, 浮腫み, 食材
-, , ,

© 2022 モーリー薬膳ラボ 簡単エイジングケア薬膳講師 森澤孝美 なかったことにする薬膳