未曾有の巨大台風10号が接近中です。
その影響でここ数日体調不良の方が増えていますね。私も例外に漏れず昨日から頭痛に悩まされています。
頭が痛い時、重だるくて動きたくない時は考えて料理をするのも億劫になると思います。
そんな時にはお茶が手っ取り早い薬膳です。
台風による湿気でだるさや浮腫みになるので、要らない水分を出せばいい
台風が近づいている時の不調の原因の一つは、体の中に溜まった余分な水分が出しにくくなることが原因です。
汗をかいても乾燥しにくく体温も下がりにくいため、体に熱がっこもったままになります。
暑いからと言って冷たいもので涼を取ろうとすると、胃腸が冷えて働きが悪くなりさらに水はけの悪い体になってしまいます。
なので、エアコンを適度につけて体温程度の温かいものを摂ることが大切です。
その上で、すでに溜まっている余分な水分をお茶で出して行きます。
浮腫みや重だるさがある時に、体の余分な水分を出す食材を使ったお茶を飲む
体調がイマイチだと買い物にも行きたくなくないですよね?
買い置きのお茶があれば、それが簡単な薬膳茶になります。日本にはジメジメとした梅雨があるし台風も毎年必ず来ます。
だから何種類かご自宅に持っておくと良いものをご紹介しますね。その時の体の状態に合わせて選んでください。
〇ハトムギ茶
体を冷やしながら溜まった要らない水分は尿で出す。皮膚の化膿の改善や美肌効果がある。消化機能の改善にも効果がある。
炊飯用のはと麦を白米と一緒に炊いて常食しても良い。妊婦さんは注意。
〇とうもろこし茶(ひげ入り)
体を温めも冷ましもしないので、熱がこもっている人でも冷えている人でも体に影響なく飲める。浮腫みの改善にはとうもろこしよりひげの方が効果がある。
ひげが入っていないとうもろこし茶を持っている場合は、とうもろこしを食べた後のひげを天日干しして一緒に入れて飲むとよい。
〇小豆茶
体を温めも冷ましもしない。利尿作用が強いのでホットフラッシュや夕方からの微熱、ドライアイ・ドライマウスなどの症状がある場合はさらに症状が酷くなるので避ける。
このような症状が無くてもアラフィフ世代は、体に必要な潤い不足気味なので尿量が増えて浮腫みが改善されたら摂るのを止めて他のお茶に変える。
ペットボトルでも売られている。
〇黒豆茶
体を温めも冷ましもしない。浮腫みの改善をしながら血めぐり改善とアンチエイジングが同時にできる。
黒豆きなこを豆乳割りにしてもよい。ただし砂糖を入れるなら控えめに。(せっかく浮腫みを取るために飲むのに砂糖は要らない水分を呼ぶので)
〇ハブ茶
やや体を冷やす。湿気で頭痛がある時に効果がある(頭部に溜まった要らない水分を尿で出すと言われる。)
めまいや、目の充血、かすみ目などの目のトラブルにも効果がある。便秘の改善にも。(下痢しやすい人は避ける)
これらのお茶をブレンドしても良いです。更に効果はアップすると考えてください。
台風で不調がある時のお茶選びのまとめ
比較的馴染みがあり、スーパーでも買いやすいものを選びました。その時々の体の状態は一定ではありません。
だから、自分で体の状態に合わせてこれらを使い分けることがカラダのバランスをフラットに(健康な状態)に戻すコツです。
小豆茶のように強く利尿するものは早く浮腫みの改善ができますが、もともと必要な潤い不足だとカラカラになってしまうということを知っておく必要があります。
必要な潤い(水分)と要らない水分は全く別のモノです。カラダの状態をフラットにするには必要な潤いは十分にあり、要らない水分は溜めていないことです。
しかし、アラフィフ世代は、残念ながら必要な水分は不足して要らない水分を溜めている場合が多いのです。
また、せっかく要らない水分を出しているのに、溜まりやすい体になる食生活を続けていたらイタチごっこでいつまでも不調は改善できません。
要らない水分を溜めにくい体にするにはどうしたらよいかを書いた記事がありますので合わせてお読みくださいね。
今回の台風で被害が大きくならないことを願っています。
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