ブログ 中医学 五臓

甘いもの好きな人の特徴から不調を予防する

2020年10月12日

甘いものが好きな人は多いです。私も食べ始めると毎日食べないでは過ごせなくなります。

血糖値が上って膵臓からインスリンが分泌されて血糖値を下げるけれど・・・というお話はよく聞きます。

西洋医学(現代医学的)で良く知られるようになったことです。

薬膳の基になる中医学では、五つの味それぞれに働きがあり、その味を好む人にも特徴があると言われています。

アラフィフ女性の中でも甘い味を好む人は、太りやすい!とは言いません(笑)

甘いもの好きの人は浮腫みやすい傾向にあります。そして胃腸を壊しやすい。雨の日に頭痛になりやすい。

花粉症になりやすい。水疱などのできものができやすい。天井がぐるぐる回るめまいが起りやすいなどが特徴です。

このような特徴の根拠はどこから来るのでしょうか?

 

 

甘いもの好きは五臓の脾を弱らせやすい

中医学では人の臓器を自然界に存在するものの特徴に合わせて五つに分類しています。

 

五臓相関図

 

その中の脾は西洋医学(現代医学)では消化系のシステムになります。システムと言ったのは、脾は脾臓の事を言うのではないからです。

では、何かというと「働き」に名前を付けています。消化吸収排泄の働きです。

なので、わかりやすく言うとやはり消化系のシステムとなります。

脾の機能は砂糖を使った甘い味のモノを食べ続けると弱ってしまいます。

弱るということは、消化や吸収、排泄がスムーズにできなくなるということ。どんなに栄養のあるモノを食べても素通りしてしまうか、不要なものが出せなくなります。

その他にも脾を弱らせるのは、脂っこいもの、コッテリしたもの、冷たいもの、多量のアルコールです。

 

 

甘いもの好きはくよくよ考えすぎる傾向にある

例外もありますが、胃腸系の働きが良くないと各臓器に栄養がうまく分配されにくくなります。

カラダに熱をこもらせるか、体温維持が苦手で冷え性になったりします。

これは、出せなくて要らないものを溜めているか必要なものが足りなくてパワー不足の状態です。

こんな状態だと、元気の素(生命力の源)の「気」が作られにくく、作られても渋滞しているので思考もスッキリしないのです。

これにも根拠があって、中医学では五臓それぞれには対応する感情があるとされていて、脾の感情は「思」です。

これは思い悩むと言う意味。

周りにこんな人、いませんか?胃腸が弱くてお腹を下しやすく、よくくよくよする人。落ち込みやすい人。

この人の感情、性格を作っているのはこの人のカラダ、つまり脾の弱りなのです。

 

 

甘い味は脾の機能をアップさせるという矛盾する話

 

ここまで読むと、胃腸ケアには甘いものはダメ!と思われますよね?

それが、ちょっと違うのです。何が違うかと言うと、今まで書いてきた甘いものとは「砂糖を使った」甘いものの事を言っていたのです。

中医学では脾の機能をアップさせる味は「甘味」です。この甘い味は、砂糖の甘味ではなく、食材の持つ天然のほっこりとした甘い味を指します。

例えば、ごはん、さつまいも、栗、とうもころし、かぼちゃなどです。大きく言えば、芋類全般と豆類全般もここに入ります。

だから、胃腸が弱い人は砂糖を使った甘い味は控えて、さつまいもや栗、かぼちゃなどを食べるようにすれば消化器系のシステム機能がアップされるということです。

消化吸収排泄がスムーズにできれば、必要場栄養は吸収され不要なものは排泄される、巡りの良いカラダになります。

この、自然な甘い味はパワーになるものが多いので、一食でたくさん食べられない方や高齢者、小さなお子さんのおやつなどにもおススメです。

糖質オフダイエットでは、一切の炭水化物制限をしますが薬膳では胃腸機能をアップさせる、パワーをつける自然の甘味を持つものを制限することはしません。

適度に!!です。

 

 

甘いもの好きは砂糖を使ったスイーツではなく、自然な甘みのある物で胃腸を整え感情を整える

消化吸収排泄を担当する胃腸系のシステムである「脾」を弱らせないことで、最初に書いたような不調が緩和されます。

弱らせないためには、砂糖を使った甘いものではなく自然なほっこりした甘みのある物を適度に摂ります。

砂糖を使った甘いもの好きな人は、脾が弱り思考もくよくよ考えたり落ち込みやすくなってしまいがちです。

甘いものの種類を変えれば、胃腸が元気になって要らない水を溜めにくいカラダになり、お腹を下しにくくなり、雨の日頭痛になりにくくなり、

水疱などのできものができにくくなります。

カラダにパワーが付いてネガティブ思考ではなくなり、下がっていた気分が上るとほうれい線が薄くなり口角も上がるという

全て連動してくるのです。

 

 

甘いもの好きがスイーツの代わりにおやつにするといいもの

 

でも、甘いもの好きは人にとって、毎日食べていたスイーツを急には止められませんよね?

そんな人へのおススメは、干し芋や天津甘栗、レーズンやなつめ、クコの実など。

チョコレートは、カカオの割合が70パーセント以上のもの。

チョコレートが止められないと言う方は、チョコレートそのものが止められないのではなく砂糖が止められないのです。

チョコレート原材料を見て下さい。割合の多いものから書かれています。

いつも食べているチョコレートは砂糖が一番最初ではないですか?

カカオの含有量の多いチョコレートは、カカオが一番最初に書かれています。

 

チョコレート原材料表示

チョコレート好きな人は、砂糖が止められない可能性がある。砂糖の分量がカカオより多い。

 

 

甘いものでストレス解消していると言う人には別の方法をお勧めします

 

毎日ストレス満載で、ホッと一息つく時に甘いものが欲しいと言う方も多いでしょう。

ストレスを解消には酸っぱいものや香りの良いものも効果があります。

それは、五臓の肝がストレスと関わっていて、肝の味は酸味だからです。

そして香りの良いお茶や、フラワーティなども気を巡らせるのでおススメです。

これから柑橘類の美味しい季節になりますが、柑橘類の皮に含まれる香りも効果があります。

甘いものは緊張を緩める働きがあるため、適度に摂る分には良いのですが何事もほどほどです。

胃腸を弱らせるほど食べて心身の不調を招かないようにしましょう。

 

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森澤孝美

「なかったことにする薬膳」と「簡単エイジングケア薬膳」でアラフィフをサポートする簡単エイジングケア薬膳講師。お惣菜でも外食でも選び方の理論が分れば薬膳になる。レシピが無くてもコツを掴んで実践できるとご好評。個人セッションも受付中。 薬膳食療法専門指導士。中医学と薬膳を学んだ後、多忙で食事が手作りできない人でも取り入れられる簡単エイジングケア薬膳講座を展開。日本全国より受講される。

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