9月12日(火)と9月17日(日)の二回に分けて同内容で、単発講座の『怪しくない!面白い!東洋医学を実践するための気の話 』を開講しました。
薬膳は中国伝統医学(中医学)が基になっています。
中医学で言われる体の構成要素「気・血・津液」のうち、血は血液とその中に含まれる栄養分、津液は血液以外の体内にある必要な潤い成分で肉眼で見ることができるもの。
一方、気は実際に見ることができないので、なんだか得体のしれないもの。怪しいもの等と思われがちです。
ところが、中医学では「気ありき」で考えられ、「気は血や水の母」とされます。
気が無ければ血も津液も循環しない、気が無ければ血が作られない・・・等「気」が重要な要素なのです。
その重要なものがはっきりわからないと学んでいても受講される方の「分った!」という達成感もありません。
中医学基礎講座【きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)】ではそこまで深く「気」だけを深堀りしませんが、今回まとめて「気」を理解できるような講座を作りました。
気が充実していれば、体も心も充実していますが、ストレスがある状態は気が巡らない状態で、血巡りや水巡りにも悪影響があります。
そのため、気をどう捉えて、どのように増やし巡らせたら良いのかを重点的にお伝えしました。
また、気が人の体から出ているということを研究した方の例を挙げて、気功などの意味についても触れました。
WHOでも認められている鍼灸の有効性は、気の存在はハッキリ謳わないまでもツボ(経穴)とツボを繋いだ見えない管のような経絡の関係を治療に使うというものです。
私達日本人は、元気、やる気、覇気等、気の存在を感じながら生活しているのは事実。
受講された方が、日頃から体と心のパワーアップのために「気」をしっかり増やし巡らせる一助になれば幸いです。
受講いただいた方のご感想をご紹介させていただきます。
受講いただいた後のご感想
血
が作られるときには気が必要!と初めて聞きましたが、今までの学び学びを元にするとそりゃそうだよねと納得です。
やはり全てが中庸にバランスを取れてこそ、健康な体が維持される訳ですね。
(大阪府在住 調理師 T様)
中国に留まらず西洋でも気に近い考え方が古代からあったことは興味深いものでした。
そして良い気と悪い気があり周りに影響を与えているなぁという気づきもありました。
また基礎講座で習ったことの復習ができ、さらに深堀りできる内容だったので改めて気の役割を知ることができました。
猛暑続きの今夏の疲れが出ないうちに気を充実させて十分に巡らせるような食事を早速作って行こうと思いました。
(神奈川県在住 スポーツ施設パート H様)
自分自身が思いがけずコロナに罹ったり、先週は初めてグルグルめまいを体験しました。
今まではほぼ体調を崩す事はありませんでした。ありがたいことに十分な先天の気を両親からもらい30代で食の大切さに気づくことができていたので今回の講座で
改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
何が間違っていたのか考えてみました。
呼吸がちゃんとできていなかったことに気づかせて頂きました。
天空の気を取り入れることが出来ていなかったことで気虚?知らないうちにストレスが溜まっていて気滞に?
沢山気づきを頂くことができました。ありがとうございました。
ずっとお伝えしている 食事 睡眠 運動が 睡眠を第一優先 後天の気を作るための食事 便利と引き換えに失った動くことが繋がりました。
(大阪府在住 食育アドバイザー中尾洋子様)
今回、二回同じ内容で平日と日曜日に開催させていただき、平日の受講が難しい方にも受講いただけました。
ご要望をいただきましたら、またこの講座を開講させていただきますのでこちらよりご連絡をお願いいたします。
募集講座につきましては、メルマガ『モーリーの簡単エイジングケア薬膳』で随時お知らせしています。
ご受講くださった皆さま、ありがとうございました。