ブログ 中医学 目の不調 食材

ものもらいができた時に食べると良いもの、止めた方が良いもの

2020年11月12日

疲れが溜まったり、睡眠不足になるとできやすい「ものもらい」。

ものもらいは関東の言い方で、関西圏では「めばちこ」、他の地域では「めいぼ」などと呼ばれる目の炎症です。

正確には、麦粒腫と言い細菌感染が原因ですが、似た症状の物に霰粒腫(さんりゅうしゅ)というものもあります。

どちらもまぶたの内側や、目のきわ、まつげの生え際などの炎症です。

しかし、この二つには原因の違いがあります。それぞれ炎症に変わりはありません。

何度も繰り返すようなら体質的な原因やよく食べているものが原因の事があります。

ここでは、それぞれについて食べると良いもの、止めた方が良いものについてお伝えします。

 

いわゆる「ものもらい」麦粒腫の原因

いわゆる「ものもらい」麦粒腫の原因は細菌です。

疲労や睡眠不足で免疫力、抵抗力が落ちた時になりやすく抗生剤で治すことができるものになります。

中医学的に考えられる可能性は、

1.本来持っている防御機能が衰えた 2.防御機能より強い細菌の侵入 3.ストレスによる免疫機能の低下などが考えられます。

目に出ているので、五臓の肝が関わります。肝は体の構成要素である「血」を溜めているとされるため寝不足が続くと溜めている「血」の不足から陰陽バランスが崩れるのです。

「陽」は熱・熱い・火の性質を持ち「陰」は冷たい・冷やす、水の性質を持ち「血」が不足すると陰の成分が減り陽が強くなってしまいます。

そのため、目の縁やまぶたの内側の炎症と言う熱症状として現れるのです。

 

ものもらいと似ているが原因が違う霰粒腫とは

霰粒腫は、目が乾かないよう分泌される脂の分泌腺、マイボーム腺のつまりが原因です。

涙が乾かないようにその脂が目の表面を覆う役目をするそうです。

このマイボーム線がつまるということは、中医学的には体液が粘性を帯びていると考えられます。

まだ炎症に至っていなくても膨らみがあったりしこりになっていたら霰粒腫かもしれません。

 

炎症が起きていたら避けた方が良い食べ物

炎症とは、「炎」と言う字が表すように熱の症状なので、体を強く温める性質のある食材は避けるべきです。

例えば、唐辛子、生のにんにく、山椒、コショウ、シナモンなどのスパイス系、アルコール類など。

以前、喉が少しイガイガする時にキムチを食べて喉が痛くなった実体験があります。

炎症が起こりかかってる、もしくは炎症が起こるかもしれない時は食べると強くカラダを温める食材を止める方が無難でしょう。

また、「陽」は上に上がる性質を持ちます。炎症である熱は「陽」の性質なので陽のパワーを上にあげる食材も避ける方が良いですね。

例えば、コーヒー、チョコレート、ナッツ類です。

これらは、ニキビが悪化する原因となるものだけでなく、花粉症の鼻づまりや目のかゆみも悪化させるものです。

 

ものもらいができている時、できやすい人が日ごろから食べると良い食べ物

いわゆる「ものもらい」麦粒腫ができやすい人は、体の抵抗力=バリア機能を高める食べ物を食べることと、バリア機能は五臓の「肺」が関わるので「肺」の働きをアップさせることが重要です。

肺のバリア機能をアップさせる食べ物は、色で言うと白い食材になります。

例えば、山芋(長芋)、白きくらげ、ゆり根、梨など

陰の性質は水なので、乾燥に弱い「肺」を潤わせる意味で海の物がお勧めです。

イカ、帆立、牡蠣、あさり、はまぐり、ぶり、サヨリなど

体の構成要素「気血津液」の「血」の不足を補う食材も常に食べます。

黒豆・黒きくらげ・黒ごま。にんじん・ほうれん草・ヨモギ・なつめ・クコの実・牛の赤身・レバー・かつお・鮭・まぐろなど

 

ものもらいと似ている霰粒腫ができている時、できやすい人が日ごろから食べると良い食べ物

脂っこいもの、乳製品、砂糖を使ったもの、コッテリしたもの、アルコールを控えたうえで、海藻類やきのこ、お酢を使った料理、雑穀類、はと麦、黒豆、アスパラガス、クレソン、チシャなどを

たっぷり食べて下さい。

つまりが起きているということは、一時的にしろ要らない水分がドロドロになっていることを予想して体に熱を加えて、体液を乾燥させドロドロにしないようにすることも大切です。

やはりここでも、スパイス類は止めるべきでしょう。

 

まとめ

中医学的に見た特徴に合わせて食材を選ぶと、ものもらいに良い食べ物を食べるより、まずは避けるとよいものを先に止めた方が早く症状が変わることが多いです。

その上で、「血」を補いつつ五臓の「肺」をアップさせバリア機能を強くする食べ物を食べます。

要らない水分をドロドロにしないためにも、激辛料理や毎日続けて揚げ物を食べたり乳製品を摂ることを控え、水はけのよい体にしておくことを心がけましょう。

これから年末年始にかけて、アルコールを飲む機会も増えると思いますが、一緒に食べるおつまみや料理に気をつけるだけでも違います。

何事も腹八分目、毎日同じものを食べ続けるのは止めましょう。

 

【関連記事】

牛肉の脂身で胃もたれ胸焼けする時のおすすめ付け合わせ野菜

体質的に食べない方が良いものを、たまに食べてもなかったことにできる薬膳の知恵が学べる無料メール講座配信中

 

講座説明会

お知らせ

2021/7/20

きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)秋開講募集中です

いつもありがとうございます。 薬膳の基本のきを中医学の基礎理論から学ぶ「きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)」募集中です。 日程: 9月1日、9月15日、9月29日、10月13日、10月27日 受講方法:オンライン(zoom) 詳しくはコチラからご覧いただけます。   8月4日に無料説明会を開催します。 詳細は、7月28日12:00配信のメルマガにてお知らせいたします。 無料説明会では、7月26日にお届けする【無料診断】性格でわかる!あなたに起こりやすい不調の回答結果をさらに説明をさせていただきま ...

ReadMore

セミナー満席御礼

お知らせ

2021/7/12

「喜ばれリピートされるサロン作りのための薬膳カウンセリング導入セミナー」満席で終了しました

今月3回に渡り開催して来た『喜ばれリピートされるサロン作りのための薬膳カウンセリング導入セミナー』はお陰様で3日間とも満席のお申込みをいただき、無事終了しました。 それぞれのサロンで抱えるお悩みのうち、アフターカウンセリングを強化するために何を取り入れたらよいのかをお伝えしました。 個別セッションでもそのサロンに合わせたカウンセリング導入のしかたをアドバイスさせていただきます。 お申込みくださったサロンオーナー様、ありがとうございました。  

ReadMore

セミナー満席御礼

お知らせ

2021/7/20

満席御礼「喜ばれリピートされるサロン作りのための薬膳カウンセリング導入セミナー」

いつもお世話になっております。 簡単アンチエイジング薬膳講師の森澤孝美です。 メルマガ「モーリーの簡単エイジング薬膳」で募集をしておりました「喜ばれリピートされるサロン作りのための薬膳カウンセリング導入セミナー」は昨日がお申込み締め切りでしたが、締め切り日より早く3日共満席のお申込みをいただきました。 お申込みくださった皆さま、ありがとうございます。 今回はスケジュールが合わず受講いただけなかった方はリクエストをいただきましたら、4名様以上で8月前半に開催させていただきます。 詳しくはコチラをご覧ください ...

ReadMore

梅雨の不調におすすめ3選

ブログ 梅雨 浮腫み 頭痛 食材

2021/6/29

梅雨の湿気による不調におすすめの食べ物3選

梅雨になると湿気の影響で消化器系が弱りやすく、そのために不調になるケースが多いです。 梅雨の不調に対応できる手に入りやすいおすすめの食べ物3選をご紹介します。   梅雨に溜まりやすい要らない湿気を排泄させる食べ物3選 1.雑穀類 雑穀類は、繊維質が豊富で梅雨時は体の中に溜まりやすい要らない水分を繊維で絡め取ることができます。 特に普段から揚げ物やスパイスの効いた辛いもの、唐辛子やにんにくの効いた食事を好んで食べている場合は、余分な水分が熱化して粘度を増します。   すると、尿として排泄 ...

ReadMore

夏にはアラフィフにひよこ豆のおすすめ

ブログ 浮腫み 食材

2021/6/14

ひよこ豆を使って夏の代謝アップ!薬膳カレーや薬膳サラダにひよこ豆を使う4つの理由と合わせるおすすめ食材

夏はカレーの季節ですね。 スパイスカレーや薬膳カレーを作ってみたいという方も多いと思います。 市販のカレールーを使ったとしても薬膳カレーはできると言えばできます。 それは、中に入れる材料の効能を知った上で選んでいれば、目的に合った薬膳になるからです。 逆に言うと、ルーを使わずスパイスを何種類か使って作ったいわゆるスパイスカレーでも、使われているスパイス以外の材料の効能を知らないのであれば、薬膳カレーとは言えないと考えます。 この記事では、ムシムシジメジメする日本の夏に食べる薬膳カレーや一品何か足したい時に ...

ReadMore

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

森澤孝美

「なかったことにする薬膳」と「簡単アンチエイジング薬膳」でアラフィフからの美と健康をサポートする簡単エイジング薬膳講師。お惣菜でも外食でも選び方の理論が分れば薬膳になる。レシピが無くても コツを掴んで実践できるとご好評です。個人セッションも受付中。

-ブログ, 中医学, 目の不調, 食材
-, , ,

© 2021 アンチエイジング簡単薬膳講師 森澤孝美 なかったことにする薬膳