なかったことにする薬膳 ブログ 薬膳茶

冬におすすめしたいエイジングケアのお茶

 

杜仲茶

 

日本人にとってのお茶と言えば、煎茶やほうじ茶、麦茶ではないでしょうか?

薬膳が生活に根付いている中国や香港、台湾、韓国では、野菜、果物、木の実、花、薬草などを乾燥させたものの上から熱湯を注いでしばらく置いたり、煮出してエキスを抽出して飲んだりするものすべてを指します。

黒豆茶は乾燥黒豆の煎ったものに熱湯を注いで飲む物で、いわゆるお茶とは違うのですが「黒豆茶」と呼ばれます。

薬膳の視点では、冬は体が冷えるため温める性質の材料でできたものがおすすめです。

全ての口に入るものには、温める・冷やす・どちらでもないという性質があるため、温める性質の物を選んで行きます。

温める性質を持つもののうち、エイジングと関わる五臓の「腎」に効果があると言われるものがさらにおすすめしたいお茶です。

季節に合わせてお茶も変えるとそれが簡単な薬膳になります。

 

冬になぜ温めるお茶がおすすめなのか?

気温が下がり寒いからというのは誰でも考え付くことだと思います。

薬膳の基になる中医学の考えでは、冬は「腎」が弱りやすい季節で「腎」は寒さに弱いシステム。

何もケアせず冷やしてしまうと「腎」は弱り、システムに支障が出るため不調になると考えます。

頻尿、ひざや腰のだるさや痛み、歯が弱る、白髪や抜け毛、閉経、実年齢より老ける・・・などです。

パッと見て老化現象だなと感じませんか?

 

そうです、腎の弱りは老化に繋がるのです。

エイジングケアとは腎を弱らせないことなので、腎を冷やさないよう温める性質のお茶がおすすめです。

緑茶は発酵していないお茶で冷やす性質ですが、紅茶、プーアル茶は発酵茶なので温める性質になります。

日本で人気のウーロン茶は、半発酵になので温めも冷やしもしない性質になります。

温める性質でも冷やして飲んだら消化器が冷えるので温かい状態で飲むよう心がけましょう。

 

 

腎に効果があるお茶は?

1.腎に効果があるかは色で見る方法があります。

腎に良いと言われる色は黒。

黒ごま、黒米、黒豆、黒きくらげ、黒酢、黒砂糖、ひじきなどが腎に良いとされる黒い食材です。

お茶にしやすいのは、黒豆でしょうか。

 

■黒豆茶

黒豆の性質は温めも冷やしもしないため、黒豆茶を温かい状態で飲むのは冬の薬膳茶になりますね。

大豆はお腹の調子を整え、水巡りを整えます。

砂糖や油脂を摂り過ぎると消化器系に当たる五臓の「脾」が弱りやすいため黒豆茶を飲むことをおすすめしています。黒い食材なので同時にエイジングケアにもなります。

 

黒豆茶

 

■黒ごまの豆乳ドリンク

お茶という呼び名が適するか分かりませんが、黒ごまペーストを豆乳と黒砂糖で溶かしたドリンクも冬の薬膳ドリンクとしておすすめです。

黒ごまは潤いをアップさせ、髪を黒々艶やかに保つ効果が期待できます。豆乳は乾燥しがちなお肌を潤しますし、黒砂糖はミネラルが豊富で温める性質を持ちます。

冷えが酷い時は、ここにシナモンを加えると温める性質がアップします。

 

2.腎の経絡に効果が入るとされるお茶があります。

経絡とは、全身にあるツボとツボを結ぶ見えない線です。腎の経絡に入ることを「この食材の帰経は腎。」と言います。

これは黒い食材でなくても良いのでいろいろあります。

お茶で言うと、杜仲茶、なたまめ茶などになりますね。

 

■杜仲茶

杜仲茶は杜仲という樹木の葉を乾燥させたものから作られます。

杜仲は20年程度で高さが20mにもなる高木で、恐竜が絶滅した氷河期でも生き延びた強い種が現在も残る杜仲です。

たくましく生きながらえて来た強い植物なのです。

杜仲の樹皮は漢方薬の原料となり温める性質で、帰経は「肝」と「腎」。

腎が弱ると膝や腰の不調が現れますが、杜仲の樹皮にはこれを緩和させる働きが言われています。

有名な薬酒の養命酒にも杜仲の樹皮が入っています。

樹皮を原料にはできませんが、近年、葉を使った杜仲茶にも同様の効果が期待できると報告されています。

【参考】
杜仲葉の生理活性成分に関する調査(千葉衛研報告 第22号 1998年)

 

杜仲茶

 

■なたまめ茶

なたまめは童話「ジャックと豆の木」で豆のつるが空まで伸びたという熱帯アジアまたはアフリカ原産の豆です。

日本で]は鹿児島で多く栽培され「刀豆」とも呼ばれています。さやも40㎝ほどにも成長するため、まさに「なた」のように見えるのです。

 

なたまめ

さやの中はそら豆より若干大きい豆になります。福神漬けによく使われています。

生命力が強いので、童話で空まで伸びたモデルになったのも納得です。

なたまめ茶は収穫したなたまめを乾燥させた後焙煎したものです。

昔から漢方薬としては膿取りの薬として使われました。

温める性質で、特に胃腸を温めるとされ五臓の「腎」を補強すると言われています。

 

まとめ

食後に煎茶やほうじ茶のように飲むのであれば、杜仲茶やなたまめ茶がさっぱり飲めておすすめですが、甘いドリンクとして飲むなら黒豆茶や黒ごまの豆乳ドリンクもおすすめです。

冬におすすめのエイジングケアのお茶は、人の老化と関わる「腎」が冷えに弱いことから、温める性質のもので。

特に「腎」の補強に効果がある黒豆、杜仲の葉、なたまめを原料とした黒豆茶、杜仲茶、なたまめ茶がおすすめです。

そして、それらを温かい状態で飲むことで、腎への栄養を作り出す消化器系の「脾」も温まるため、冷やさず温かい状態で飲んでください。

もし、冷やす性質の緑茶が飲みたい場合は、温める性質のみかんの皮の干したものを入れて飲む、干したショウガパウダーを振って飲むなど冷やす性質を緩和させる飲み方もあります。

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「なかったことにする薬膳」と「簡単エイジングケア薬膳」でアラフィフをサポートする簡単エイジングケア薬膳講師。お惣菜でも外食でも選び方の理論が分れば薬膳になる。レシピが無くてもコツを掴んで実践できるとご好評。個人セッションも受付中。 薬膳食療法専門指導士。中医学と薬膳を学んだ後、多忙で食事が手作りできない人でも取り入れられる簡単エイジングケア薬膳講座を展開。日本全国より受講される。

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