2024年5月15日(水)にオンラインにて『家庭円満のために知っていて損はない!男性更年期と薬膳』を開講しました。
副題として「自分のため、パートナーのため、みんなのために。」としました。
これには意味があるのでこれについては後ほど説明します。
この講座は2022年にも開講していたのですが、過去に開催した単発講座の中でリクエストのあったものを再開講したものです。
ここ数年はテレビでも取り上げられるようになり、以前と比べて男性にも更年期があることが少しずつ知られるようにはなりました。
けれど、男性本人もその存在を良く知らない、職場でも知っている人が少ない、家庭でも女性の更年期についてさえ家族がよく理解していないというのがまだまだ少なくないという現状があります。
男性更年期があまり知られていないのはなぜでしょうか?
女性の更年期には「閉経」と言う一つの目安があるのに対し男性には閉経に当たる分かりやすい目安が無いからです。
男性更年期症状としては、メンタル的なもの、身体的なものがそれぞれありますが男性更年期症状の一つだと分かっていないと、その症状一つ一つの専門クリニックに行くいわゆる病院巡りをすることになるかもしれません。
この講座では、西洋医学で言われている男性更年期の原因と特徴、治療法について解説した後で、中医学ではどのように考えるかを解説しそれを薬膳に落とし込みました。
日本男性の特徴で、「男子は強くあれ」「男性は弱みを見せてはいけない」と小さいころから育てられた世代は、家族にも弱みを見せにくく一人で悩んでいるケースもあるようです。
若い時と、ご主人、パートナーの性格が変わったと妻や子供たちから敬遠され家庭内でギクシャクしたり孤立してしまわないように、更年期は男性のものも女性のものも家族で共有し、もっと広く社会全体で共有していく問題だと考えています。
勤め先や仕事関係でもせっかくのキャリアが無駄になってしまわないようにとも考えます。
中医学的にはホルモンバランスの崩れは五臓の腎の衰えであり陰陽バランスの崩れとなります。
それ以外にも中医学で言われている五臓のバランスの取り方や食事、その他どんなクリニックに行くのが良いのかまで広く西洋医学と中医学の視点からお伝えしました。
この講座を受講され、男性更年期の理解と対策を通して家庭円満、腎精100年時代の社会での活躍の場を狭めない一助になれば幸いです。
お仕事で平日にはリアルタイムでの受講ができない方も録画受講でお申込みくださいました。
パートナーとして知っておきたいことだと感心を持っていただき開講してよかったと思います。
ご受講の皆さま、ありがとうございました。
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