ブログ

マスクによるニキビや肌荒れに困った時、薬膳ではこんな食べ物をおすすめします。

2020年8月3日

 

新型コロナ対策で外出時にマスクをつけることが日常的になりました。

その上、暑さも増してマスクによるニキビやかぶれ、肌荒れになっていませんか?

 

 

マスクの内側は熱がこもりウイルスの温床になって、肌荒れになりやすい

 

これだけ気温が上がって来ると、サーモグラフィで見るマスクの中の温度は真っ赤です。

その上、自分の唾液や汗で湿度は100パーセント。コロナウイルスは遮断できても他のウイルスの温床になりやすいのです。

 

口や鼻からの呼吸によっても体温調節ができるはずなのに、マスクで覆っているためにマスクをつけていない時よりからだに熱が溜まりやすい状態が続きます。

すると皮脂の分泌が正常ではなくなりニキビや吹き出物の原因になりやすいのです。

 

 

マスクをつけている時は潤っていても外すと乾燥して肌荒れになりやすい

 

空気が乾燥している場所や季節、例えば飛行機の中や秋から冬の寝室ではマスクをしておくことはお肌を守るというより、喉を乾燥から守る意味で有効です。

でも、気温と温度が高い時期にマスクを常時つけていることは、本来からだにこもった熱を逃がさなければならない夏にはしなくても良い事なのです。

 

また、マスクをつけている時はしっとり(夏はベタベタ)ですが、外したら汗が乾いて乾燥しがちです。

すると肌荒れになりやすいということ。

 

肌荒れ予防としては、三密にならない場所で1時間に1度程度マスクを外し、外したらマスクに覆われているお肌を洗うか保湿シートなどで拭くことです。

洗った後は、そのままにせず保湿クリームなどを塗る方が良いですね。

 

肌が敏感な方は、不織布マスクでも内側に柔らかいガーゼを一枚入れるのも良い方法でしょう。

 

 

薬膳で、マスクによる肌荒れを予防するポイントは二つ

 

食事でも少し気をつけるだけで違って来ます。

まず、カラダにこもった熱がマスクによって逃げにくくなっているので熱を発散させることです。

この時注意しなければならないのは、冷房を強くしたり冷たいモノをがぶ飲みするのは逆効果です。

からだを冷やし過ぎてしまうため、機能低下となる上に冷えたからだを温めようとして逆に熱を内側に閉じ込めてしまうからです。

 

こんな時に、食材の性質や効能を使うのが薬膳です。

常温でも体にこもった熱を下げる性質の、きゅうりやスイカ、冬瓜などの瓜類を積極的に食べることでからだにこもった熱を冷まします。

 

味で言えばゴーヤ、ピーマン、シシトウ、サニーレタスなどの苦みがあり緑の濃い野菜はからだをクールダウンさせて皮脂の分泌を整えると言われています。

 

次に、肌表面のバリアを強くすることが大切です。

例年なら、秋から冬には肌の乾燥から肌荒れしやすくなりますが、それは中医学でいう五臓の「肺」が乾燥によって弱るからです。

「肺」と関係が深いのは「鼻」や「皮膚」。

 

なので、「肺」の機能をアップさせる白い色の食材を意識して食べて下さい。白きくらげやれんこん、はちみつ、大根、梨などです。

肺を強くすることでお肌の状態も改善されますが、同時に新型コロナウイルスに対してもバリアを張ることになるのでやっておくと良いでしょう。

 

 

まとめ

 

マスクによる肌荒れ対策を薬膳でするなら、冷たいものではなくカラダに溜まった熱を逃がす食材でクールダウンさせて皮脂分泌を整えること。

それには常温でも冷やす性質のある瓜類や、苦みのある緑の濃い野菜を食べることです。

 

肌荒れするということは、五臓の肺が弱っているということ。

なので肺の補強となる白い食材を意識してたべることと、マスクを取ったら清潔にして保湿することを心がけてくださいね。

 

 

 

体質的に食べない方が良いものを、たまに食べてもなかったことにできる薬膳の知恵が学べる無料メール講座配信中

 

お知らせ 受講後の感想 活動報告

2024/4/22

【活動報告】怪しくない!面白い!東洋医学を実践するための気の話を開講しました

2024年4月24日(水)に二回目となる『怪しくない!面白い!東洋医学を実践するための気の話』を開講しました。     薬膳の基になる中医学では体の構成要素を「気・血・津液」の3つだと言います。   その中の「気」は元気、やる気、勇気など普段使っている言葉でも何となくは感じるもののハッキリとわかりにくいと誰もが思うものです。   そこで「気」にフォーカスして「気」とは一体どんなものなのか?をお伝えする講座となりました。   中国では日本の縄文時代以前から「 ...

ReadMore

お知らせ 活動報告

2024/3/24

【活動報告】朝日カルチャーセンタ―様にて『薬膳DE骨粗鬆症予防』を開講しました

2024年3月23日(土)13:00~14:30に朝日カルチャーセンターくずは教室様にて『薬膳DE骨粗鬆症予防』を開催しました。     女性は閉経後「骨粗鬆症」になりやすいことは、現代ではよく知られていることです。   閉経により女性ホルモンのエストロゲンの活性化は閉経前の1/10程度に下がると言われ、閉経前にあったエストロゲンによる脳、肝臓、腎臓、皮膚等への良い影響が減少することで更年期以降の様々な変化が見られます。   エストロゲンからの良い影響がなくなること ...

ReadMore

お知らせ 中医学 活動報告

2024/3/14

単発中医学講座『みんなの体の時間割  五臓のシステムが働くベストタイムを知ろう!』を開催しました

本日3月13日(水)10:00~12:00にオンラインにて「みんなの体の時間割~五臓のシステムが働くベストタイムを知ろう!」を開講しました。 月に一度のペースで過去に開催した単発講座(中医学・薬膳)の中でリクエストがあった講座を再開講しています。   体の時間割とは子午流注(しごるちゅう)」の事。中医学の基礎となる中国の古典であり医学書の『黄帝内経』に書かれています。   子午流注では、五臓六腑を自然界の一日の流れに沿って当てはめ、五臓六腑それぞれが最も活発に活動する時間帯と最も不活発 ...

ReadMore

お知らせ 中医学 活動報告

2024/3/3

対面にて舌診講座を開講しました

横浜にて2024年2月29日(木)に対面の舌診講座を行いました。 舌診は中医学の大切な四診(望診・聞診・問診・切診)のうちの望診の一つです。 舌には経絡が集まっておりその人の体質や内臓の状態が現れるため、人を映す「鏡」だとも言われます。   問診で伝わらなかったことや、お子さんや高齢者等自分の状況が上手く伝えられないケースでも舌を見ると分かることがたくさんあります。   サロンに来られるお客様のカウンセリングから、その方に合った施術や食事のアドバイスに中医学の知識と薬膳による食のアドバ ...

ReadMore

お知らせ 活動報告

2024/2/28

特別勉強会「日本の食と日本人の健康を考えてみよう会~オーガニックとは」開催しました

外部講師をお招きして「日本の食と日本人の健康を考えてみよう会~オーガニックとは?」を開講しました。   これは、薬膳の視点から自分や家族の体調に合わせた食材のピックアップができて来た方、サロンのお客様や飲食店のお客様に食のアドバイスができて来た方から出て来た疑問の 「選ぶ食材の農薬や添加物に関しては問題ないのだろうか?」に合わせて開講することにしたものです。   4回シリーズの1回目を2024年2月26日に開講しました。   スライド表紙の掲載許可をいただいています &nbs ...

ReadMore

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

森澤孝美

「なかったことにする薬膳」と「簡単エイジングケア薬膳」でアラフィフをサポートする簡単エイジングケア薬膳講師。お惣菜でも外食でも選び方の理論が分れば薬膳になる。レシピが無くてもコツを掴んで実践できるとご好評。個人セッションも受付中。 薬膳食療法専門指導士。中医学と薬膳を学んだ後、多忙で食事が手作りできない人でも取り入れられる簡単エイジングケア薬膳講座を展開。日本全国より受講される。

-ブログ
-, ,

© 2024 モーリー薬膳ラボ 簡単エイジングケア薬膳講師 森澤孝美 なかったことにする薬膳