ブログ

セットで食べれば消化がアップ!揚げ物が安心して食べられる胃もたれ予防の組み合わせ

2020年7月17日

 

揚げ物を食べる時に一緒に食べる食材の組み合わせで、胃もたれや胸やけが防げるのを知っていますか?

消化に時間のかかる揚げ物を、夜遅い時間に食べたり、胃腸が弱い人が揚げ物を食べる時に一緒に食べると良い食材の組み合わせがあります。

この組み合わせを知っておくと、遅い時間に揚げ物を食べても翌日スッキリ朝ご飯が食べられます。
胃腸が弱い人でも、食べた後に消化不良や胸やけしないので安心できる組み合わせです。

 

当たり前に食べている食材が胃腸の働きをアップさせ胃もたれを予防する

とんかつやフライの付け合わせで何気なく食べているキャベツの千切り。

もはや当たり前の付け合わせ野菜です。

 

ところが、当たり前ではないのです。

キャベツには胃の働きをアップさせるビタミンU(キャベジン)が豊富に含まれています。

胃腸粘膜の新陳代謝を促す働きがあるため、胃もたれや胃痛、ゲップなどの解消にも効果があると言われ、さらに

紫蘇を合わせることでより効果はアップ。

ビタミンUは熱に弱いため、加熱せずに食べるキャベツの千切りは意味があるのです。

もともと胃腸が弱い人は、揚げ物を食べる前によく噛んでまずは一口千切りキャベツを食べて下さい。

一番最初に胃に入ったものが良く吸収されます。これは、中医学の考え方で、漢方薬の飲み方と同じです。

漢方薬も空腹時(胃に何もない状態で)飲みますね。

 

 

酵素が消化をアップ!翌日胃がスッキリの胃もたれ予防食材をプラス

 

さらに揚げ物の消化を早める食材は大根です。

大根に含まれるジアスターゼが胃もたれや消化不良を解消するので、揚げ物を食べる時に大根おろしを一緒に食べて下さい。

キャベツのビタミンU同様に、ジアスターゼも加熱に弱いので生で食べることが重要です。

 

千切りキャベツと揚げ物

 

その意味でも、おろしポン酢で食べるとんかつの食べ方は、知らずに組み合わせていた消化をアップさせて胃もたれや胸やけ予防の

薬膳的な食べ方なのです。

 

 

胃もたれは避けたい!でも揚げ物におろしポン酢を使いたくない場合

 

胃もたれや胸やけ予防の揚げ物の食べ方はわかったけれど、毎回おろしポン酢と千切りキャベツでは飽きる!!

そう思われる方は、キャベツ、大根、紫蘇の葉をサラダにして添えて下さい。

生のキャベツと大根なのでキャベジンもジアスターゼも壊れていません。

とんかつはソースでも醤油でもお好きなもので召し上がれます。

ただし、ストレスが多いと感じる方は、塩コショウとレモンで食べることをおススメします。

レモンの香りが「気」を巡らせて、さらに消化を促進させるからです。

 

 

まとめ

 

夜遅い時間や胃腸の弱い人が、胃もたれせずに安心して揚げ物を食べるための食材の組み合わせは次の通りです。

1、生のキャベツ(千切りキャベツ)を添える

2.大根おろし(または生の大根)を一緒に食べる。大根はキャベツと千切りにして添えてもよい。

3.紫蘇の葉を一緒に食べるとさらに胃腸がスッキリする。

4.キャベツ・大根・紫蘇が生であれば良いのでサラダにしてもよい。

 

 

もちろん、揚げ油は酸化していない新鮮なものを使うことが重要です。

新鮮な揚げ油で揚げて、できれば寝る2時間以上前には食べ終わるようにしてくださいね。

 

 

 

体質的に食べない方が良いものを、たまに食べてもなかったことにできる薬膳の知恵が学べる無料メール講座配信中

 

お知らせ 活動報告

2024/3/24

【活動報告】朝日カルチャーセンタ―様にて『薬膳DE骨粗鬆症予防』を開講しました

2024年3月23日(土)13:00~14:30に朝日カルチャーセンターくずは教室様にて『薬膳DE骨粗鬆症予防』を開催しました。     女性は閉経後「骨粗鬆症」になりやすいことは、現代ではよく知られていることです。   閉経により女性ホルモンのエストロゲンの活性化は閉経前の1/10程度に下がると言われ、閉経前にあったエストロゲンによる脳、肝臓、腎臓、皮膚等への良い影響が減少することで更年期以降の様々な変化が見られます。   エストロゲンからの良い影響がなくなること ...

ReadMore

お知らせ 中医学 活動報告

2024/3/14

単発中医学講座『みんなの体の時間割  五臓のシステムが働くベストタイムを知ろう!』を開催しました

本日3月13日(水)10:00~12:00にオンラインにて「みんなの体の時間割~五臓のシステムが働くベストタイムを知ろう!」を開講しました。 月に一度のペースで過去に開催した単発講座(中医学・薬膳)の中でリクエストがあった講座を再開講しています。   体の時間割とは子午流注(しごるちゅう)」の事。中医学の基礎となる中国の古典であり医学書の『黄帝内経』に書かれています。   子午流注では、五臓六腑を自然界の一日の流れに沿って当てはめ、五臓六腑それぞれが最も活発に活動する時間帯と最も不活発 ...

ReadMore

お知らせ 中医学 活動報告

2024/3/3

対面にて舌診講座を開講しました

横浜にて2024年2月29日(木)に対面の舌診講座を行いました。 舌診は中医学の大切な四診(望診・聞診・問診・切診)のうちの望診の一つです。 舌には経絡が集まっておりその人の体質や内臓の状態が現れるため、人を映す「鏡」だとも言われます。   問診で伝わらなかったことや、お子さんや高齢者等自分の状況が上手く伝えられないケースでも舌を見ると分かることがたくさんあります。   サロンに来られるお客様のカウンセリングから、その方に合った施術や食事のアドバイスに中医学の知識と薬膳による食のアドバ ...

ReadMore

お知らせ 活動報告

2024/2/28

特別勉強会「日本の食と日本人の健康を考えてみよう会~オーガニックとは」開催しました

外部講師をお招きして「日本の食と日本人の健康を考えてみよう会~オーガニックとは?」を開講しました。   これは、薬膳の視点から自分や家族の体調に合わせた食材のピックアップができて来た方、サロンのお客様や飲食店のお客様に食のアドバイスができて来た方から出て来た疑問の 「選ぶ食材の農薬や添加物に関しては問題ないのだろうか?」に合わせて開講することにしたものです。   4回シリーズの1回目を2024年2月26日に開講しました。   スライド表紙の掲載許可をいただいています &nbs ...

ReadMore

お知らせ 活動報告

2024/2/16

単発講座「東洋医学で内側と外側から徹底的に冷え対策講座(オンライン)」開講しました

2024年2月14日(水)オンラインにて「東洋医学で内側と外側から徹底的に冷え対策講座」を開講しました。 冷えと一口に言っても、原因は環境や気候、普段食べているもの、もともとの体質等冷える原因が一つではないことをまず理解するところから始まりました。 この講座は1年前に対面でワークショップと合わせて開講した後に、オンラインでも開講して欲しいとリクエストをいただき今回で3回目となる講座です。     主な冷えの原因は1.冷える食事、2.運動不足や過労やストレスなど生活から来るもの、3.加齢 ...

ReadMore

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

森澤孝美

「なかったことにする薬膳」と「簡単エイジングケア薬膳」でアラフィフをサポートする簡単エイジングケア薬膳講師。お惣菜でも外食でも選び方の理論が分れば薬膳になる。レシピが無くてもコツを掴んで実践できるとご好評。個人セッションも受付中。 薬膳食療法専門指導士。中医学と薬膳を学んだ後、多忙で食事が手作りできない人でも取り入れられる簡単エイジングケア薬膳講座を展開。日本全国より受講される。

-ブログ
-, ,

© 2024 モーリー薬膳ラボ 簡単エイジングケア薬膳講師 森澤孝美 なかったことにする薬膳