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東洋医学で内側と外側から徹底的に冷え対策薬膳講座+ワークショップ開催しました

 

冷え対策薬膳講座

3月3日(金)に大阪市内にて対面、3月12日(日)オンラインにて『東洋医学で内側と外側から徹底的に冷え対策講座+ワークショップ」を開催しました。

 

この企画したのは、カウンセリングにお申込みされる方や講座を受講される方に冷えを訴えられる方が多く、食事や生活習慣のアドバイスをしてもなかなか継続できなかったり、

直ぐにはお悩み解決にならなくて諦めてしまう方が少なくないため、複数の方法のご提案として開催しました。

 

 

最初に対面講座で募集したところ、有難いことに遠方の方やその日に都合が悪い方からオンラインでも開講して欲しいとリクエストをいただき、オンラインでも開講。

トータル9名の方に受講いただきました。

 

久しぶりの対面開催は、受講生の方の反応もすぐにわかるため私もとても楽しくこれぞ講座!という感じでした。

 

冷え対策薬膳講座
モーリー薬膳ラボ

 

 

内側からは薬膳で冷え対策

 

講座では、冷える仕組みを中医学でお伝えし、冷えのタイプ別におすすめ食材をピックアップ。

自分の冷えのタイプがどれなのかを知るために、チェックシートも使いました。

 

冷え対策薬膳講座

ワーク中です。

 

おすすめ食材の一つに奈良県が県をあげて取り組んでいるヤマトトウキの葉を使った食事や、入浴などの利用をご紹介したのがこの講座のポイントです。

一般的にまだ使い慣れていないハーブなので、簡単に再現できるものとしてふりかけレシピもご紹介しました。

 

冷え対策薬膳講座

 

 

トウキの根は昔から「血の道症」と言われる婦人科系の不調の漢方薬、保健強壮薬の材料生薬として使われて来ました。

四物湯や当帰芍薬散、補中益気湯、十全大補湯などに配合されています。

 

 

葉は平成24年より前は使用されず一般には手に入れることができませんでしたが、平成24年に薬機法が変わり葉は「非医」扱いとなりました。

そのため食用その他の有効利用に着目されるようになったのです。

 

 

葉の成分分析結果をもとに薬膳の効能を考えると、ハーブの一種として料理や生活の中で利用することで有効に利用することができることをお伝えしました。

 

ふりかけレシピに使用する食材は、トウキ葉の他に体を温める性質のものや巡らせる効果があるとされるスーパーで買えるものを使います。

 

セリ科のトウキ葉の香りはセロリに似ているため苦手な方もいますが、ご自宅で作られた後「美味しい」とわざわざご感想をお寄せくださった方がいらっしゃって感激しました。

 

ヤマトトウキの生産者さんにお伝えしたところとても喜んでいらっしゃいました。ぜひ、冷え性の方は利用していただきたいと思います。

 

ヤマトトウキの詳細は奈良県のホームページでご覧ください。

 

 

外側からはお灸で冷え対策

東洋医学では昔から、お灸を健康管理に使っています。

 

特に冷えの悩みなどには養生灸と言われて、人が本来持っている自然治癒力を高め体のバランスを整えるために使われて来ました。

 

 

座学では、お灸に使われるもぐさの材料が生薬のよもぎであることやよもぎの効能等をお伝えし、場所を移してせんねん灸さんのショウルームへ。

 

ショウルームでは様々なお灸の体験ができます。

 

せんねん灸 冷え症対策
もーり薬膳ラボ ワークショップ

火を使わないお灸体験中の受講生の方。

 

 

ツボの探し方や使用の注意点等を教えていただき皆さんセルフ灸を体験。

 

用途に合わせて火を使わないものや、煙が出にくいものなど数種類使わせていただきました。

 

 

オンライン講座では、このワークができないため、せんねん灸さんの説明動画を講座中に見ていただき(録画受講の方にも)ツボブックとお灸見本をセットでお渡ししました。

 

このツボブックが大好評で、対面講座を受講された方も皆さん購入されていました。

 

 

内側と外側からの方法をお伝えした理由

今回、薬膳講座だけでなくお灸のワークショップも合わせた理由は、忙しくて食事でのケアが十分できない場合に他の方法も知っておくと良いからです。

 

私自身も、基本は食事で日々の体調管理をしていますが、決して食事だけを方法にはしていません。

 

いくつか取り入れることで、より健康を維持する近道になると感じるからです。

 

冷え性の方は、冬だけでなく一年中冷えの悩みを抱えています。

 

食べ物やお灸も一つの方法ですし、運動や睡眠なども方法です。

 

 

いくつか組み合わせる物の一つとして薬膳とお灸をアイテムとして取り入れることは、中医学の体質分類から同じ対応方法を使う共通点があり効果が発揮されると考えます。

 

また、治療に漢方薬を使う場合も、予め薬膳やお灸などを使っていることで漢方薬の有効成分も上手く作用すると言われています。

 

 

この講座とワークショップでお伝えしたことが冷え性の方のお悩み解決に少しでもお役に立てたら幸いです。

ご参加いただきありがとうございました。

 

 

オンラインで受講いただいた方からのご感想です。

 

とても内容の濃い講座でした。
乾燥大和当帰葉、お灸、ツボブックがキットにありましたので、すぐに取り組みやすいです。

当帰葉のお茶、お風呂、お灸を早速試しました。

お茶も私はおいしく飲めました。
当帰葉のお風呂は、お風呂上りに足の裏が赤くなり、血行がよくなったことがわかりました。
お灸は、やり方の動画もみせて頂いたので、イメージもしやすく、注意事項も教えてくださるので、はじめてでもやりやすいです。

 
それぞれ、またやってみようと思います!

A.N.

 

 

会場のセミナールームを貸していただいた大阪茶会様、お灸ワークショップでお世話になりましたせんねん灸様、ありがとうございました。

 

これからも、対面講座へのオンラインリクエストやオンライン講座の対面リクエストなどは遠慮なくお問い合わせください。

 

 

対面講座を受講いただいた方からのご感想はnoteでもご紹介しています。

 

 

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森澤孝美

「なかったことにする薬膳」と「簡単エイジングケア薬膳」でアラフィフをサポートする簡単エイジングケア薬膳講師。お惣菜でも外食でも選び方の理論が分れば薬膳になる。レシピが無くてもコツを掴んで実践できるとご好評。個人セッションも受付中。 薬膳食療法専門指導士。中医学と薬膳を学んだ後、多忙で食事が手作りできない人でも取り入れられる簡単エイジングケア薬膳講座を展開。日本全国より受講される。

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