先日の土用の丑の日に、東京の新大久保にて『土用の丑の日に参鶏湯を食べる会』を開催しました。
日本では、土用の丑の日に「う」の付くものを食べるといいと言われ、その代表がうなぎですね。
ですが、日本の夏の特徴や日本人の多くの体質的には、現在主流の養殖鰻や海外産の鰻の脂があまりおすすめではない場合があります。
韓国では、「伏日(ポンナル)」という日本でいう土用の丑の日のような日に、参鶏湯を食べる習慣があります。
誰でも、真夏の暑さに消化器系を弱らせず、スタミナアップしたいもの。
そこでお腹にやさしく滋養強壮効果のある参鶏湯を一緒に食べる会を、あえて土用の丑の日に企画しました。
参鶏湯は胃腸にやさしくパワーをつける食事
参鶏湯は、グツグツ熱々状態でテーブルに運ばれてくるため、真冬に食べられるイメージです。
けれど、実は、7月~8月の「伏日(ポンナル)」に参鶏湯を食べて夏を乗り切るのです。
参鶏湯の材料は骨ごとの若鶏のお腹をきれいにしたもの、もち米、なつめ、にんにく、高麗人参、ナッツなど。
材料のすべてを若鶏のお腹に詰めて、塩コショウで味付けした辛くないあっさりした味付けの薬膳鍋料理と思っていいでしょう。
スープが本当に美味しくて、スープに材料のエキスが出ているので、風邪をひいたりお腹の調子が悪い時は、このスープを飲むだけでも良いくらいです。
韓国には中医学を基にして発展した韓医学が根付いています。
そのため、暑さが厳しい時こそ、韓医学の知恵を使ってこのような料理が食べられるのでしょうね。
ご参加下さったみなさんも、美味しいとパクパク。無言になってしまいそうな滋味あふれる深い味です。
漢方薬の味が苦手という方も入らっしゃいますが、このお店の参鶏湯は、ほんのり高麗人参の香りと風味が感じられる程度。
なので、日本人にも美味しくいただけます。
お店は冷房が効いているので、熱々の参鶏湯をいただいても汗をかくことなく、最後まで美味しくいただけました。
テレビや雑誌の取材も多いお店は、芸能人のサインや掲載された雑誌の記事などが壁にたくさん貼ってありましたよ。
この後、薬膳食材を購入するショッピングにご案内してから、韓流カフェで漢方薬膳茶をいただきながらのミニセミナーを聴いていただきました。
次回開催はメルマガでお知らせします
参加したかったけれど、日程的に無理だったと言うお声を何名かの方から伺っています。
次回はまた寒い時期に考えようと思っています。
今回ご参加が叶わなかった皆さま、ぜひ次回はご参加くださいね。
日程・詳細はメルマガでお知らせします。
暑い中、ご参加下さった皆さまありがとうございました。
夏は、参鶏湯のようにお腹を温めるメニューを入れながら、夏バテせずに過ごしましょう。