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むくみに小豆を使う更年期世代が気をつける効果と注意点

2021年12月26日

 

 

あなたが更年期世代以上だとしたら、最近むくみが気になっていませんか?

冷えると体は縮こまり、巡りが悪くなりますね?
巡りの悪さがむくみに繋がり、むくむと冷えるというスパイラル。

ただ、むくみにもタイプがいろいろあるのです。

日本人に多いのは、雨の日に特にむくみやすい、梅雨から夏の湿度が高い時にむくみやすいタイプです。

薬膳の基になる中医学では、これを水毒と言い要らない水分を溜め込み、出すのが苦手です。

このタイプの更年期以上の女性には小豆がおすすめです。

たた、小豆を摂る時には注意点があります。

 

 

更年期世代のむくみには豆類がおすすめ

細胞や臓器を潤わせる水分は綺麗な水。
出さなければならない水分は排泄しなければならないどぶの水です。

水毒体質は、どぶの水を出すのが苦手で、むくむ原因を作っています。

デトックスと言うと汗を思い浮かべるかもしれませんが、実際にデトックスできる割合は、便75%、尿20%、汗3%、爪1%、髪1%と言われています。

便と尿からがほとんどで、汗から排毒できるのはわずかだと分かりますね。

デトックスをするなら便か尿で出すことが望ましいのです。
逆に言えば、出せない場合、体には不要な物が溜められているということ。

むくみの原因となる要らない水分は尿で出す。

薬膳では、水毒タイプのむくみには、豆類やはと麦、海藻類などが良いと言われています。

豆類は日本人が昔から食べて来たものですね?
大豆(黒豆、枝豆)、緑豆、そら豆、小豆などですが、中でも赤い色がおめでたいことで、赤飯や餡子などに使われ、日本では馴染み深いのが小豆。

 

 

水分代謝を整えて解毒、体の熱を冷ます効果があります。赤い色は抗酸化作用のアントシアニンの色。

更年期以上の女性にはありがたい効果です。

小豆茶はペットボトルに入った市販品もありますので、健康を気にされる更年期世代は飲んだことがあるかもしれません。

 

 

薬膳でいう小豆の効果

むくみだけでなく、水毒体質の人は、肌にブツブツした水疱ができやすく、雨の日に頭痛、湿度があると重だるく、頭痛が酷いと嘔吐したり乗り物酔いなどがあります。
肌はしっとりもち肌の人が多いのも特徴的。

こんな特徴がある人は、豆の中でも小豆を取り入れてみましょう。

小豆の性質は温めも冷やしもしない平性になります。

効果は、要らない水分を排泄させ水分代謝を高め、体に溜まった毒素を排泄させるなどがあります。

体に溜まった毒素の出口が皮膚となったのが、ブツブツした発疹や吹き出物、腫れ物などですから、そんな方にもおすすめです。

煮汁は二日酔いにもいいと言われています。

 

 

むくむからと言っても小豆の摂り方に注意が必要な更年期世代

こんなに良いことづくめのような小豆ですが、注意点があります。

更年期世代以上は体全体の潤いが不足する陰虚の人も多いのです。

1.ホットフラッシュ、のぼせがある

2.やせ型で乾燥肌

1と2はほぼ共通で潤い不足の陰虚のタイプ。

中医学では陰と陽のバランスがとれていることが健康な状態と考えられます。

陰虚とは、陰の要素である潤い不足で陽が強くなり、その結果ホットフラッシュ、のぼせなどになります。

ホットフラッシュものぼせも熱ですから、潤い(水)より熱(火)が勝っている状態。

このタイプは、小豆によって、たくさん利尿をしてしまうと必要な水分が出てしまいカラカラになってしまう可能性があります。

特にホットフラッシュが既に出ている方はもっとホットフラッシュが強くなってしまうかもしれませんので小豆の量に注意が必要です。

 

足は冷えるのに顔や頭だけが暑くなる

 

3.やせ型で便秘ぎみ、夜更かしが多くて喉がよく乾く

このタイプは食べても食べても太らない代わりにいつもいつも食べているというような特徴があります。

やせ型で便秘気味、いつもよく食べているのに全然太らないという場合は胃熱(胃火)の可能性があります、

胃熱(胃火)とは胃液の不足です。

これも陰虚の一つなのですが、陰の成分である胃液が少ないため、食べても食べてもどんどんどんどん燃やされて熱が増えていってしまうのです。

このタイプも小豆で利尿させてしまうとさらに陰が減るため、もっと熱が強くなってしまいます。

すると、食べている割には便秘気味になったり口臭が出やすい、熱を冷まそうと冷たいものを好む、喉が渇きやすいなどになります。

 

4.寒がりで普段から尿量が少なめ(トイレの回数が少ない)

このタイプは水分を摂っているのにその分体に溜めています。

胃腸が弱い場合も多く、胃腸が弱いために水はけの悪い水毒体質になりがちです。

水は本来冷たいもの。陰陽で言えば陰です。陰とは上下では下。

要らない水分は下半身に溜まりやすく、その結果として足や膝から下が冷えてしまいます。

尿量が増えてむくみが少しスッキリしたら一度小豆を止めるようにしてください。

普段からむくみが気になるようなら、黒豆や大豆などの他の豆類や雑穀などでスッキリを目指しましょう。

 

 

更年期世代がむくみに小豆を使う時の注意点まとめ

 

小豆は利尿作用が高いのでむくみが気になる時におすすめなのですが、利尿作用が高いだけに陰虚の更年期世代はこんなことを注意しましょう。

少しむくみが改善されてきたなぁと思ったら小豆をストップする。

摂り過ぎると、陰虚が進み今の不調がさらに酷くなるかもしれないからです。

常食(小豆茶なら常飲)しないで、期間を決めて浮腫みの状態を見ながら摂りましょう。

 

そして小豆は鉄分やカルシウムと結合して消化しにくい物質を体内でつくると言われています。

カルシウムや鉄分の豊富な、例えばほうれん草やレバーなどと一緒に食べない方が良いですね。

 

小豆は砂糖と一緒に煮たあんこを思い浮かべるかと多いと思います。

砂糖はむくみの原因となる性質を持っていますので、むくみのために小豆を摂るなら、あんこではなく小豆粥や小豆をトッピングしたサラダ、小豆を入れたミネストローネなどで摂ることにも注意してください。

 

むくみに小豆を使う時の、意外と知らない効果と注意点をYouTubeでも配信しています。

こちらからご覧いただけますのでご覧くださいね。

 

 

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森澤孝美

「なかったことにする薬膳」と「簡単エイジングケア薬膳」でアラフィフをサポートする簡単エイジングケア薬膳講師。お惣菜でも外食でも選び方の理論が分れば薬膳になる。レシピが無くてもコツを掴んで実践できるとご好評。個人セッションも受付中。 薬膳食療法専門指導士。中医学と薬膳を学んだ後、多忙で食事が手作りできない人でも取り入れられる簡単エイジングケア薬膳講座を展開。日本全国より受講される。

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